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やはり本はコスパが良い

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Photo by Alfons Morales on Unsplash

 

今更感はありますが改めて本はコスパが良いなと思います。

 

1冊1000円やそこらで人ひとりの人生を煮詰めたものが手に入るわけですから。

 

人は誰もが1日24時間しかないので自分自身で経験できるものはたかが知れています。

 

1冊の本で人生1人分まるまる手に入るわけではありませんが、エッセンスが手に入ると思うと素晴らしいものです。 

 

 

 

 

 

文章を書いて始めてわかる本の凄さ

 

1冊も本を書き上げたことがないので想像になってしまうのですが、本ってものすごく労力がかかってると思うんですよね。

 

自分自身で何か書いてみると実感します。

 

たった140文字のTwitterは頭使わなくてもなんとなくで書けますが、ブログ記事となると2000文字とか3000文字とか書くわけですよ。

 

やってみたらわかるんですけどこれって割と労力使います。

 

しかも、今はネット上には情報が溢れているのでタダでもなかなか読んでくれません。

 

それなりに反響のあるものを書くとなるとただボリュームを増やせばいいわけではなく内容を練る必要がありますし、ダラダラと日記を書いたところで誰も見ず知らずの人間のことなんかどーでもいいんですよ。

 

ただ日常を垂れ流すだけで反響があるのは有名人くらいのものです。

 

さらに有料noteになると無料ブログより労力がかかるでしょう。

 

自分は販売したことがないので想像になってしまいますが、お金をいただく以上クオリティはこんなクソブログの記事より濃い内容を書くことになるはずです。

 

高○県で消耗している人のような一部の情報商材屋が荒らしているためネット上の有料コンテンツはどうしても悪いイメージが付きまといますが、まともな感覚を持ってたら質が価格に見合ってなければならないと思って頑張って作り上げていくと思うんですよね。

 

で、その遥か上を行くのが実際の本ですよ。

 

ボリュームでいうと有料noteとは比べ物になりませんし、筆者だけで作り上げているわけではないので読みやすくもなっているわけです。

 

説明が飛躍している部分があれば編集者からツッコミが容赦なく入りますし、校閲を経てから出版されるのでゼロじゃないにしろ誤字脱字もかなり減ります。

 

なんか良いこと言ってても誤字脱字まみれだったら説得力なくなるじゃいですか。実力あっても日本語カタコトの医師が日本では信用されないみたいに。

 

自分もTwitterやブログでしょっちゅう誤字脱字するんでなんとも言えませんが。

 

ボリュームに着目すると、1冊の本を完成させてしまったら普通の人ならネタ切れ起こすでしょう。それくらい情報量が多いです。

 

本をバンバン出版している人の作品がだんだん薄くなっていくのはよく見かける現象です。

 

そういう意味で、1冊の本には1人の人生が詰まっていると言えるのではないでしょうか。

 

説明の根拠についても参考文献を引いてくるだけでもかなりの労力になると思うんですよね。日本の本には参考文献を載せていないものも多いですが。

 

 

本なら逃げることができる

 

本を読むことはいわば著者とのコミュニケーションですが、リアルで人付き合いするのは面倒な側面もありますよね。

 

実際に会ってみて面白い人だったらいいのですが、仮につまらない人を相手にした際にお前の話はつまらんとぶっちゃけて中座することは失礼すぎてできないじゃないですか。

 

その点、本は自分に合っていないなと感じたらすぐにポイできます。

 

内容が良いものであったとしても自分の人生経験が少なくて腑に落ちない可能性もあります。

 

そういった場合にいったん読書は保留して5年後にまたその本を開くということも可能です。

 

これをリアルの場に当てはめると、「自分はまだ勉強不足なので正直なところ理解できない部分が多いです。これから勉強するので5年後にまた同じ話をしてもらえませんか」と言うようなものでこんなこと失礼極まりないじゃないですか。

 

ダメだったら切り替えて次にどんどん移れるのは魅力的ですね。

 

余談になりますが、本を読む時にわからない部分があったら頑張って咀嚼して理解しようとする人たちとわかりにくい本ならさっさとポイする人たちに別れますが、自分の場合はわからないものは無視して次に行こうという考えです。

 

本は今こうしている間にも次々と出版されており短い人生のうちで読み切れるわけがないので、面白いと思わなかった本についてはたとえ世間からの評価が高くても自分には縁がなかったと割り切っております。

 

 

タダほど高いものはない

 

コンテンツには有料のものだけじゃなくて無料のものもあります。

 

フリーペーパーなんか特にそうですが、ぶっちゃけアレって広告じゃないですか。

 

上手く利用すれば役立つ情報も手に入れることができるでしょうが、あまりにノイズが多すぎますし、広告によって消費意欲を駆り立てられて無駄遣いをするリスクが高いです。

 

無料のコンテンツによって破壊された人たちは日本に数多くいますが、特にアラフォーの女性は悲惨です。

 

20世紀終盤の無料トレンディドラマによって、AVのせいでセックスを勘違いした非モテのごとく変な恋愛観を植え付けられたまま年を重ねてしまって後に引けなくなってるじゃないですか。

 

テレビドラマは無料ですが、その背後にはスポンサーがいるわけで、彼らは視聴者の欲求をくすぐってカモろうとしているため、結局のところ視聴者はとんでもなく多額のツケを払わされています。

 

そんなトレンディドラマに見向きもしなかった人たちは今頃安定した家庭を築いていることかと思われます。

 

インターネットでも無料だからとすぐに喜んで飛びつくのではなく疑ってかかることも大切です。

 

○○という商品が良いと書いてあってもアフィリエイトだったり、有名インスタグラマーだって広告料を貰って商品を勧めてたりするわけです。

 

世の中に商品が溢れている中で本当に良いものを見つけ出すには片っ端から自分で試してみるか、スポンサーが関わっていない優良な有料コンテンツに手を出すしかありません。

 

一昔前ならともかく、今グーグルで検索してもまともな情報がトップになかなか出てこないじゃないですか。

 

ですから、仮に有料コンテンツの内容がごくごく当たり前のことしかのっていなかったとしてもフラットな視点で作られていれば非常に有用です。

 

玉石混交のネット上では目利きする能力は当然必須ですが、ネット上では1つにまとまっているわけではないのでバラバラに転がっているものを拾い集める手間もかかります。

 

前提となる知識が最低限ないとネットを使いこなすのは不可能なんですよね。

 

そこで必要になるのはやはり本になりますし、先程書いた有料コンテンツというと有料noteが挙げられますが本はそういったものとは比べ物にならないくらい手間がかかっております。

 

そんな手間のかかった本が1冊1000円とかで済むのは非常に安上がりだと感じます。