子育て世代必見!Googleで病院の評価点を見ればその地域の民度がわかる
Googleのレビューでは飲食店などの他の店に限らず病院の評価点をつけることもできます。
医療って保険制度でガチガチに縛られているからクリニックで行われていることってどこも大差ないんだよね。
— 底辺理三 (@shameofirongate) August 26, 2018
Googleで低評価つけられているところは患者がイチャモンをつけてるだけだからクリニックの評価ではなく住民の民度を表していて、子育て世代の皆さんは引っ越しの際には参考にしてくださいな。
この記事で言いたいことはこの約140文字に要約されていますが、その理由などを補足していきます。
住民の民度は子どもを育てる上で非常に重要なんですよね。
家庭外の環境は家庭内の環境より重要ということが行動遺伝学の研究により明らかになっています。
一般的な飲食店と病院の違い
Googleのレビューでは飲食店や小売店と同じように点数をつけられている病院ですが、この業界は特殊なんですよね。
ラーメン屋などの飲食店との違いについて語っていきましょう。
・値段が格安
・値段が固定
・メニューを選べない
・順番通りにサービスが提供されるとは限らない
・時間内と時間外でサービスが異なる
こういったあたりでしょうか。
1つずつ掘り下げていきます。
まずは、値段が格安という点ですが、日本の皆保険制度では自己負担が諸外国と比較しても格安に抑えられております。
後期高齢者の1割負担や生活保護の自己負担ゼロが目立つところでしょうが、高額医療費制度も忘れてはなりません。
自己負担の上限が収入によって決まっているんですよね。
そこをこえたらいくらかかろうがタダ。
アメリカなら1000万円以上払わないといけない治療が日本では10万円以下で済むんですよね。
これが患者に対するコストの意識を歪めてしまってます。
自分が出す金額はタダ同然なのですから。
ラーメン屋に行って、ラーメンの単品を注文するのとラーメン+チャーハンを注文すると値段が一緒とかありえないですよね。
それが病院ではありうるわけです。
ラーメン屋では、ラーメン1杯が700円程度とかチャーシューをトッピングしたら200円アップとかだいたいの相場がわかるのも全部自腹を切って払っているからなんです。
患者は医療に対する値段を知ることは基本的にありません。
次に、値段が固定ということですが、これも日本の皆保険制度で点数が決められているんですよね。
この手術はいくら、初診料はいくらと細かく国に決められています。
日本全国でラーメン1杯700円で固定されていると考えるといかに歪であるかわかるでしょう。
次に、メニューが固定ということですが、病気によって使える薬や処置も国に細かく決められているんですよね。
隣の客が餃子を食べているのを見て羨ましいと思っても、自分が餃子を食べるのにふさわしくない体の状態ならいくら欲しがってもダメなんですよね。
決められたものを食べるしかありません。
自分のしてほしいことを自由にしてもらうなら、それはもう自由診療の世界です。
10割負担してもらうしかありません。
次に、順番通りにサービスを受けられるとは限らない点ですが、この点は患者側の病院に対する評価において多くのウェイトを占めています。
ラーメン屋で後から入ってきた客に先にラーメンが出されることは店員の間違いが無い限りはありえないことですが、順番がバラバラになることは病院では頻発するんですよね。
というのも、ラーメンの提供が遅れて餓死することはありませんが、病院の場合は対応が遅れると致命的になるケースもあるからです。
それぞれの患者は自分の都合しか考えていないので自分が早く診てもらうことばかり考えていますが、病院側は問診票や患者の見た目の具合を見て優先順位を付けているんですよね。
ヤバそうな患者には先に来ている患者を差し置いて早めに対応するわけです。
特に急性期病院であれば急患が飛び込んでくることも多いので、あと30分くらいで診察の順番がやってくると案内されていても実際には1時間以上待つというケースもあり得ます。
早く来たら早く出してくれるラーメン屋と違って、誰から対応するかは病院側が決めるんですよね。
最後に、時間内と時間外でサービスが異なる点ですが、これも飲食店とは大きな違いです。
飲食店ではラストオーダー過ぎればそれ以上注文することはできませんが、病院によっては受付時間を過ぎても患者に対応するところもあります。
それで実際に受付をしても時間外はマンパワーが少ないためできる検査や治療に限りがあるんですよね。
マンパワー以外にも国からのお達しで救急外来では1日分しか薬を出せないとか細かいルールもあるんですが、患者側はそんなことを知るわけがありません。
こうして時間外に受診した患者が病院に不満を持つケースは多々あります。
Googleレビューで点数1をわざわざつける人間性のヤバさ
さて、病院とラーメン屋との違いを語ってきましたが、医療業界は客商売であって客商売ではないかなり特殊な業界です。
どこ行っても麺もスープもネギやメンマの量もチャーシューの枚数も共通で、おまけに値段も格安で固定されているラーメン屋が日本全国にあって、他の味のラーメンを味わう(自由診療を受ける)にはバカ高い金を払わないといけないという異様な光景なんですよね。
差をつけるとなると接客態度くらいしかないんですよね。
他の点で差をつけようと思っても微々たるものです。
勝手に値段上げたりサービスでチャーシュー1枚増やしてあげたりしちゃいけませんから。
さて、Googleで病院についてレビューをしている人たちは上記のように語ってきた医療業界の特殊性について理解した上でレビューをしているのでしょうか。
ほとんどいないでしょうね。
病院はどこも大差なくて、細かい部分で病院側は経営努力を行っています。
自由な飲食店の1~5点の違いとガチガチのルール内でやっている病院の1~5点の違いは同じじゃないんですよね。
そんな状況でGoogleのレビューで病院に対して1点をつける人間はキ○○イの可能性がかなり高いといえるでしょう。
現実として、横柄な医師や愛想の悪い受付のいる病院はあります。
ですが、ここでは個別の病院が実際にどうこうはどうでもいい話です。
あくまでGoogleレビューの点数の話です。
仮に病院で気に食わない対応を取られても、大多数の人は近しい人に不満を言ったり何も言わずにその病院には二度とかからないとかそういう対応を取ります。
そもそもレビューすること自体が少数派です。
評価するにしても受付の愛想が悪かったから1点減点とかはまともな評価ですが、最低点はそう簡単につけるものじゃありません。
しかも、匿名掲示板で病院の悪口を言っているわけじゃなくて、Googleのアカウントがそのまま出て時には実名すら表記されるGoogleのレビューですからね。
これはもう相当ヤバイ人間なわけですよ。この沸点の低さはリアルでは関わらないほうが無難。
病院の評価点が低い地域は民度が低い
Googleのレビューの仕様上、1点の評価が重なると全体の点数がガタ落ちします。
もちろん中にはとんでもない病院もあるかもしれませんが、どこの病院も儲けていた昔と違って今は流行っていない病院はどんどん潰れる病院なんです。
勤務医が開業すればウハウハという時代はもう終わってるんですよね。
酷い病院は淘汰される時代ですから、それなりに長く続いている病院はまともと言えます。
レビュワーに問題がなくて病院だけが悪くて点数1が複数ついているようなところはすぐになくなってまともな病院が残っていきます。
ですから、低評価が多いというのは病院が悪いわけではなくレビュワーに問題があるんですよね。
そこから、病院の評価点が低い地域は民度が低いという仮説を自分なりに立てました。
もちろんラーメン屋でもGoogleで低い評価がつくこともありますが、食べログにレビュワーが流れがちなのとラーメンの味が評価ポイントとなっているため、純粋に民度を見るのは病院のほうが適切でしょう。
実際に自分の地元で複数の病院の点数とそのレビュー内容を以前に確認してみました。
自分の地元だと地域ごとの民度がよくわかりますからね。
実際に頭がおかしいレビューがついているところはその地域の民度も低かったんですよね。
具体例を挙げてしまうと身バレしてしまうのでしませんが。
で、内容を見るとただの言いがかりとしか思えないレビューをしていた人は、興味深いことに他の病院についても1点を付けていたケースがほとんど。
ある病院で問題を起こす患者はよそに行こうが問題起こしがちなんですよね。
ちなみに、ツイッター上で興味深いリプライがあったので載せておきます。
色々医者にかかってるけど信用できるのは、二人。10数人に診てもらったけど追いかけてでも診てもらおうと思うのは、二人だけ。後は、クソだった
— gab_naomi (@gabchtty) August 27, 2018
要するに10数人いたとしてまともにコミュニケーション取れるのは2人だけで、残りをクソ呼ばわりするくらいのコミュ障だと自己紹介しているようなものです。
リアルでもあちこちの病院を転々とするドクターショッピングをする患者はいますが、これは病院側ではどうしようもないんですよね。
民度が低い地域に住めば子どもの民度まで低下する
さて、ようやく本題ですが、子育てのことを考えるとGoogleのレビューで1点評価が複数ある病院のある地域は避けるのが賢明です。
そういった地域は住民の民度が低いですから。
子育てに置いては家庭よりも家庭以外の環境のほうが重要です。
子どもの能力は一般的に、才能>非共有環境>共有環境の順で重要ということが行動遺伝学の研究結果からわかっています。
ざっくり言うと非共有環境は家庭外の環境で、共有環境は家庭内の環境です。
家庭での教育ってさほど重要じゃないんですよね。
詳しくはこの記事で書いています。
qoltimeandmoney.hatenablog.com
家庭の外の環境が子育てで重要というのは、研究結果のなかった昔からも語られています。
中国の言葉に「孟母三遷」という言葉があります。
孟子が幼い頃に周りのマネをして遊んでいたものですから、それを見た彼の母が教育のため引っ越しをして最終的には学校の近くに住んで、そこで育った孟子は偉大な思想家となったという話です。
教育というと特に幼少期は家庭内で色々教えることをイメージされがちですが、家庭外の環境のほうが重要です。
子どものことを考えると民度の低い地域を避けたほうが良いでしょう。
地元ならともかく縁もゆかりもない地域だと民度なんて実際に住んでみないとわかりません。
ただGoogleで病院の評価を見れば、住民の民度を知る上で1つの参考になります。
引っ越しを検討している子育て世代の皆さんは見てみてはいかがでしょうか。